VRはまだ過渡期だと思っていた
タイトルの通り、VR(仮想現実)に関する製品、中でも一般ユーザー向けに出回っているものは性能がまだまだ過渡期で買うには早いと思っていました。しかし、とある情報を目にして興味を惹かれたのです。
VRヘッドセットMeta Quest 2を体験していたユーザーが視力検査を実施したところ、視力の回復を確認できたとTwitterに投稿。大きな話題となっています。
https://www.moguravr.com/vr-headset-user-vision-recovery/
なんとMetaQuest2(以下MetaQuest)を使用してから視力の回復がみられたというのです。
私も視力が0.1以下なのでこの話が本当であれば買うしかありません。サンプル数が少なすぎて信憑性には欠けますが、スマホを近くで見てばかりいるよりは仮想現実内で少し遠くを見る時間が増えた方が目に良いだろうという言い訳を持って購入に至ったのです。(効果はこの後述べます)
他にも、
- DMM VRなどのアダルトVR動画の視聴ができる(これが最上位の目的の方も多くいることでしょう)
- PrimeVideoやNetflixの視聴(映画館にいるような感覚で視聴できます)
- VRゲームができる
など使い道はたくさんあります。
購入を検討している方の参考になる様、それぞれ感想を書いていきます。
アダルトVR
男性諸君の夢であるアダルトVR。その夢に思いを馳せつつ、中々購入に踏み切れない方はたくさんいるでしょう。かくいう僕もその一人でした。以前Amazonにてスマートフォンを装着するタイプのVRゴーグルを購入してアダルトVR動画を視聴したことがあったので、それである程度満足していたのです。
そして今回購入して最初に試したのがこの動画視聴だったことは言うまでもないでしょう。。
そこで皆さんが気になるのはざっと
- スマホを入れて使うVRと比べてどれほど素晴らしいのか
- どれほど現実に近く感じるのか
ということだと思います。
結論から申し上げると、スマホVRの1.5倍増しという感想です。
スマホVRではスマホの加速度センサーとジャイロスコープを用いてVRを再現しますが、やはりVR専用機であるMetaQuestには敵わず、やはり動きにムラを感じるのです。MetaQuestは実際の自分の動きに対する追従の質が高く、また人物の立体感も自然に感じて没入感が高いです。
ただ、解像度に関しては想像の域を超えませんでした。DMM VRの場合、UHQ画質をダウンロードしたものが現状では最高の解像度だと思うのですが、ファイルサイズが5GB超えのものが多く通信環境によってはものすごく時間が掛かってしまいますし、ストリーミングで視聴できるHQ画質と比べてもそこまで大きな差は無いかなという印象です。
デメリットも述べましたがそれを上回る没入感はあるので興味のある方は試してみる価値はあると思います。
映画・ドラマの視聴(PrimeVideo、Netflixなど)
こちらは盲点でしたがかなり満足しています。
と言うのも、本当に映画館にいるような感覚で映画鑑賞ができるのです。
もちろん解像度の問題もあり映画館には敵わないのですが、PrimeVideoに関しては実際の映画館でその客席の中央に座っているような演出があり、スクリーンもとても大きく迫力満点です。(ちなみに映像を再生すれば周囲は暗くなり客席は気になりません。)
あくまで主観ですが家庭用プロジェクターで100インチで映像を投影するよりもかなり迫力があるような、、。視界にスクリーン以外のものが無い、というのも没入感に貢献しているように思います。
音声に関しても十分迫力がありますが、こだわる方はご自分で環境を構築すると更に映画館に近づくと思います。
ついでに、寝転びながら視聴ができるところも素晴らしいです。
Netflixについては確認できていないのですが、契約するプランによって再生できる画質が変わりますので、ご希望に合わせて調べてみてください。
※PrimeVideo、Netflix共にアプリ自体は無料です。
VRゲーム
社会人なってからはゲームを敬遠していたため試すつもりは無かったのですが、MetaQuest内の仮想現実を見るにつれ、この世界でゲームをすればさぞ楽しいだろうという好奇心に駆られ、いくつかゲームを購入してみました。以下です。(価格は最新情報を調べてください!)
- SUPERHOT VR(2,490円)
- Nature Treks VR(990円)
- Eleven Table Tennis(2,208円)
主にこの3つをプレイしてみました。
SUPERHOT VR
言わずと知れた名作VRゲーム(らしいです)。お勧めしている方が多いので購入してみました。
結果、とても楽しめました。自分が動いた分だけ時間が経過するというスローモーションな世界で、銃などの武器で襲ってくる敵の攻撃をかわし、武器を奪い、攻撃するといったゲームです。様々な角度から飛んでくる弾丸をいかに避けるか、次に自分がどんな動きをしてどう倒せばいいのかなど、緊張感を持って楽しめます。グラフィックは質素ですが非常に没入感があり、難しいステージになると焦って思わずのけぞってしまうこともありました。この10月に汗だくになりました。
Nature Trek VR
こちらも有名なアプリのようで、自然の中を散策できるゲームです。リラックスしたい方向けですね。
海やジャングル、更には宇宙にいたるまで、様々な場所を選べます。その中には動物もいて、すぐ近くを通ると少しびっくりすることもあります。自分の好きな場所に木を生やしたり、蝶々を生み出したり、昼夜を変えてみたり、宇宙では惑星を生み出したりなど、童心にかえって楽しめるようなアプリです。
その自由度はあまり高く無いですが、自然が好きな方にはとてもお勧めできるアプリです。昼夜を変更する機能で見る、水平線や地平線に浮かぶ夕陽は本当に綺麗ですよ。
Eleven Table Tennis
こちらは卓球のゲームです。私はスポーツが好きなので買ってみたのですが、絶賛どハマり中です。
非常にリアルで、球に回転をかけたりなども思いのままです。現実の卓球との差はすぐに慣れると思います。また、世界中の人とマルチプレイができるので飽きることがありません。負けず嫌いの人はハマることになるでしょう。。
VRゲームについて
ここまでハマるとは思っていませんでしたが、座ってスマホで行うゲームよりも間違いなく運動になるので気持ちよく楽しめます。バイオハザードが有名ですがかなり怖そうでチャレンジしていません。
まだまだ試していないタイトルがたくさんありますので、飽きることはなさそうですが、ゲームに興じると罪悪感が生まれてくるタイプなので程々にしようと思います。。
結局視力は改善したのか?
結論から申し上げると、なんと改善しました。
いつも湖沿いを散歩しているのですが、眼鏡をかけた状態での視力が明らかに改善しているのです。
ただこの話には注意点があります。それはこの効果が仮性近視に限定される可能性が高いということです。専門的な知識はありませんので調べた内容を述べますが、目が悪くなる原因の一つとして、
- スマホなどで近くを長時間見続ける
- 目が緊張状態になり一時的に視力が落ちる
- そのまま目を休ませないでいると本当に近視(遠くが見えない)になる
という説が有力なようです。
つまり2.の段階であればMetaQuestを使用することで遠くを見る時間が増えることにより、目の緊張状態が緩和され仮性近視が改善される可能性があるが、3.以降の固定された近視については改善の可能性は低いと思われます。
もちろん記事上部で掲載した記事の方のように仮性近視の範疇を超えて改善された方もいらっしゃるようですので、今後の研究に期待したいと思いますが、私個人の視力の改善は仮性近視の範疇であったように思います。
ですので普段からパソコンやスマホを使用する時間が長く、少し視力が落ちてきたと感じていらっしゃる方には目を休めるために有用かもしれません。あまり期待せず試してみるのが良いと思います。
まとめ
総括として、迷ったら買ってみることをお勧めします。
ゲームをしない方にも映画鑑賞やフィットネスなどの使い道をお勧めしたいです。
私は年齢に伴う好奇心の衰えに抗うため新しいものには手を出すようにしていますので、MetaQuestであれば認知的な負荷をかけることができて脳にも良さそうです。
メンタリストDaiGoさんも紹介されていましたので興味のある方は見てみてください。
https://daigoblog.jp/readingspeed-games/
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